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春のセンバツ甲子園から考える最強の学校広報

「最強の学校広報」は
間接的な宣伝から生まれる。

高校側が生徒に直接
「素晴らしい高校です」
と伝えるより
口コミで「いい高校だよ」
と聞いた方がなぜか説得力
がある気がする。

心理学的にも説明できそう
な現象だ。

「スポーツでの活躍」も
さらに間接的で有効な
アピールの一つである。

さて、本題に入るが
ノグジュンがよく取材に伺う
花咲徳栄高校の野球部が
今年の春の選抜大会への
出場を決めた。

いつも大変お世話に
なっているので
応援賛助金の募金をした。

同校の野球部を応援したい方は
コチラからどうぞ
第98回選抜高等学校野球大会出場に伴う
応援賛助金のご協力及び応援参加のお願い

私は高校野球に疎い。
言ってしまえば
世の中の大概のことに
詳しくない(興味が薄い)ので
埼玉県でどの高校が出場
しているか把握できていない。

この機会に全容を掴んでおこう
ということで主に下記のサイトを
使って調べてみた。

まず正式名称は
「選抜高等学校野球大会」
と言うが、「春の甲子園」や
「センバツ甲子園」などと
略称で呼ばれることも多い。

初めは「全国選抜中等学校野球大会」
という名称だったが、戦後の学制改革
によって中等学校から高等学校に改編
されたことで、現在の呼び名になった。

同大会は兵庫県にある阪神甲子園球場
を会場として、3月中旬や下旬から
4月上旬にかけて開催される高校野球
の全国大会である。

第1回大会は1924年に行われており
(※この第1回のみ愛知県で開催)、
途中で戦争による中断を挟み、
現在まで続く伝統ある大会である。
※今年は第98回

概要はここまでにして
ここからは実際の出場校を
見ながら適宜解説を加えて
行く。埼玉県からの出場校
を一覧表にした。

ちなみに春のセンバツは
夏の甲子園のように
地方大会(都道府県大会)
の優勝校が出場校になるのでは
なく、高野連の選考委員会に
よって出場校が決められる。

加えて通常は出場校が32校のため
出場校が0の都道府県も
必ず存在する。

下記の一覧で回数が飛んでいる
部分は基本的に出場無しの年である。


出場校が旧制中学校(第8・12・14回)

第8回  川越中(現・川越高校)

第12回 浦和中(現・浦和高校)

第14回 浦和中(現・浦和高校)

第1回大会から順に見ていくと
記念すべき初出場校として
「川越中」の名前が目に飛び込んだ。

「川越中か。…なぜ中学?」

最初に断っておいたが
もう一度言う。

私は本当に物事を知らない
(あらゆることに興味が薄い)。
わからないことだらけである。

悲観しても卑屈になっても
前には進まないので
「人生残り半分で伸びしろ豊富」
と前向きに考えることにする。

調べたことを簡単にまとめると
「今の高校は戦前だと旧制中学校」。

そんな訳で初期の3回は
名称が「~中」となっている。

浦高と川高という
トップクラスの進学校が
野球でも頂点を極めた時代。

高校野球を公立高校が牽引する時代
(第32・35・38・40・43・52・54回)
第32回 大宮
第35回 上尾
第38回 大宮
第40回 大宮工(現・大宮科学技術)
第43回 深谷商
第52回 上尾
第54回 上尾

この時代に入ると
埼玉県勢の出場回数がグッと
増えて来る。

第43回~第52回にブランク
があるが、それ以外は
ほぼ2~3年に1回のペースで
出場出来ている。

現在は天下無双の
共学トップの公立進学校
として名高い大宮高校の
名前が2度挙がるのが
非常に興味深い。

現在は進学実績での
評価が突出していて
部活動の印象は薄い
同校だが
時代によって高校の
特色が変わるという
わかりやすい例である。

そして特筆すべきは
この期間の出場校は
全て公立高校ということだ。

私立授業料無償化
そして少子化の影響で
今年度の公立高校の倍率は
1.08倍(全日制・普通科)と
劣勢を強いられている
公立高校がこの時代は
高校野球でも躍動していた。

大宮工業(令和8年度から新校)
や深谷商といった専門高校が
強豪校として名を連ねているのは
埼玉県だけではないだろう。

牛島・香川のバッテリーで
甲子園に3度出場した浪商(※当時)
も、野球ではないが、バスケ漫画の
金字塔「スラムダンク」の
最強チーム・山王工業のモデル
になった能代工業(現・能代科学技術)
も専門高校だ。
※ちなみにノグジュンが好きなキャラ
は仙道彰

そしてなんといっても
上尾高校。

センバツ3回出場は
出場回数ランキング3位タイ
と現在でも上位に位置する
記録である。

古豪、というのは
もしかしたら若干失礼な
表現かもしれない。

しかし
私立高校全盛の高校野球の
歴史において今もなお
色あせない輝かしい実績を
球史に刻み続ける同校に
敬意を表して
「古豪・上尾高校」と
表現したい。

迫りくる私立高校の足音
(第57・60・62・63・64・65・67回)
第57回 熊谷商・秀明
第60回 西武台
第62回 伊奈学園総合
第63回 春日部共栄
第64回 浦和学院
第65回 大宮東[準優勝]
第67回 鷲宮

第57回は熊谷商・秀明と
2校の出場になっている。

好成績の場合
2校以上選出されることもあり、
最近で言えば2018年の滋賀県は
3校出場、戦前では4校出場した
都道府県も存在した。

この時代になるとほぼ毎年
もしくは隔年で埼玉勢が出場
するようになり、それに伴い
ついに私立高校がラインナップ
に並び始めた。

前述の秀明(医学部進学実績で有名)
に加え西武台も春のセンバツに出場
している。

ちなみに西武台高校は
埼玉新聞社高校受験ナビで
取材および動画配信をしている
のでぜひ見てほしい。
※ノグジュンが企画・出演・編集

出場回数ランキング
第1位の浦和学院[11回]と
第3位タイの春日部共栄[3回]
もこの時期に初出場を果たし、
私立高校の台頭を予感させる。

その一方で
公立高校が渾身の一撃
放つ。

現在も部活動で華々しい
実績を上げる大宮東が
春のセンバツ準優勝に
輝いた。
埼玉県勢初の準優勝である。

そして現時点では
公立高校最後の
春のセンバツ出場校である
鷲宮高校は後にエース増渕竜義
(ヤクルト→日ハム)を擁して
夏の大会県大会決勝で
浦和学院と死闘を演じて
敗れるというストーリーに
つながる。

ちなみに鷲宮高校は取材に訪れて
学食図鑑という動画を撮っているので
こちらもぜひ見て欲しい。


私立全盛の時代幕開け!
(第68・69・70・72・74・75・77回)
第68回 浦和学院
第69回 春日部共栄
第70回 浦和学院
第72回 埼玉栄
第74回 浦和学院
第75回 花咲徳栄 浦和学院
第77回 浦和学院

この時代になると
ほぼ毎年出場となり
埼玉県の高校野球のレベルが
一段と高くなったことがわかる。

その理由として
1980年代から
・生徒募集目的の部活動の強化
(宣伝+ブランド力の強化)
・スポーツ推薦制度の普及
が行われたことで
私立高校は全国から有望な
選手をスカウトする流れに
乗った。

公立高校は選手を集める環境
(入試制度・設備・指導者・寮)
を私立に比べて揃えづらいので
現状通り地元の生徒でチームを
構成せざるおえない。

そういった面で
公私の差が広がっていった
のは想像に難くない。

授業料無償化という
大ナタが振るわれるまでは
入試制度においても
ブランドにおいても
公立高校は守られてきて
いたのだが
高校野球を始めとする
スポーツ界では
とっくの昔に自由競争の波に
のまれていたことがわかる。

この時代の顔ぶれを見ると
浦和学院・花咲徳栄・春日部共栄・埼玉栄
の4校しか出てこない。
一言でまとめれば「4強」。
※その中でも浦和学院が頭一つ
抜けているが。それに次ぐのが
花咲徳栄

ちなみにこの4強は
全て説明会動画を作っているので
受験生は参考にどうぞ。


実はこの4校以外で
今後名前が出てくるのが
聖望学園と浦和実業学園
の学園コンビしかない。

進学校・専門高校・私立
などバラエティに富んだ
出場校から一変して
「野球エリート校」しか
出られない大会に転換した
のがこの時期だ。

浦和学院VS花咲徳栄・完全なるマッチレース
(第80・82・83・84・85・87・88回)
第80回 聖望学園
第82回 花咲徳栄
第83回 浦和学院
第84回 浦和学院
第85回 浦和学院[優勝] 花咲徳栄
第87回 浦和学院
第88回 花咲徳栄

第80回大会で聖望学園
(WBC出場経験があり、
NPB歴代2位の公式戦1939
試合連続出場を記録を持つ
鳥谷敬選手の母校)が
埼玉県勢で通算2回目と
なる準優勝に輝いた。

それ以降は完全に2校の独壇場。
「浦学・徳栄のオセロ状態」
になっている。

また
ツートップ揃って出場した
第85回では浦和学院が
埼玉県勢悲願の全国優勝を
成し遂げた。

他校につけ入る隙は無いように
思えるが、果たして。

花咲徳栄の卒業生がプロで躍動!
群雄割拠の埼玉県高校野球を勝ち抜くか!?
(第91・92・94・97・98回)
第91回 春日部共栄
第92回 花咲徳栄
第94回 浦和学院 
第97回 浦和実業学園
第98回 花咲徳栄

第91回で春日部共栄が
第69回以来の出場を決めた
以外は今まで通り「浦学vs徳栄」
なるかと思えたが
勢力図に異変が起こりつつある。

第97回で浦和実業学園が
初出場を果たしたのだ。

加えて夏の甲子園大会では
昨年である2025年には
叡明が初出場。

埼玉県の高校野球に
また新たな歴史の1ページ
が加わり変化の兆しが
感じられる。

その一方で今年の
春のセンバツ出場を決めた
花咲徳栄高校は
充実の一途をたどっている。

同校の卒業生である
石塚裕惺選手は
2024年10月のドラフト会議で
読売ジャイアンツから1位指名
を受けて入団した。

また同じく同校野球部のOBで
加須市出身の若月健矢選手
(オリックス・バファローズ)
はゴールデングラブ賞受賞、
WBC出場と華々しい活躍を
遂げている。

花咲徳栄高校の今大会での活躍が
埼玉県高校入試界に爽やかな風を
吹き込むことを期待してやまない。



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