令和8年3月中学校等卒業予定者の進路希望状況調査(令和7年10月1日現在)

いわゆる「第1回調査」の結果を見ると、
まず目につくのが全体倍率の低下です。
令和8年3月中学校等卒業予定者の進路希望状況調査(令和7年10月1日現在) – 埼玉県
普通科全体は昨年度の同時期が1.28倍に対して
今年度は1.23倍と0.05ポイントの下落です。
0.05ポイントと言うとわずかな差のように
思えますが、直近5年の推移が
1.28→1.28→1.27→1.28→1.23
という動きであることを考えれば
明らかな異常事態です。
進学希望者の人数で言えば、男女合わせて
31,363人(募集人員25,514人)と、
昨年度の33,139人(募集人員25,876人)から
1,776人も減少しています。
公立志望者が減った一番の要因は
2026年度から始まる私立高校の授業料無償化
で間違いないでしょう。
しかし、その一方で、県内の私立高校への
応募者数(※延べ人数)も前年度の59,830人から
58,700人と1,130人減っています。
もちろん、人口の減少や中高一貫校の生徒、
通信制高校の志望者などがいるので一概に
私立も減ったとは言えません。
そこで東京都内の私立高校の応募状況を見てみると
前年度より応募者数が増加していることがわかります。
令和8年度都内私立高等学校入学応募者状況(一般入試・中間)|2月|都庁総合ホームページ
これらのことを勘案すると
公立高校志望者が減り、その分県外を含めた
私立高校など、公立高校以外に生徒が流出して
いると推測することが出来ます。
令和8年3月中学校等卒業予定者の進路希望状況調査(令和7年12月15日現在)

第2回調査で普通科全体倍率は1.14と
前年同時期の1.21から0.07ポイント下落と
さらに希望者を減らしました。
令和8年3月中学校等卒業予定者の進路希望状況調査(令和7年12月15日現在) – 埼玉県
直近5年の推移が
1.19→1.20→1.19→1.21→1.14
となっているので
公立高校離れが始まったのは明白です。
上尾高校は前年の2倍超えを
維持出来ませんでしたが、
反対に大宮高校は前年と比較し
0.21ポイント倍率を上げ
1.97倍と2倍に迫る勢いでした。
令和8年度埼玉県公立高等学校における入学志願者数(2026年2月10日現在)

3回目となる発表で普通科全体倍率は1.09と
前年同時期の1.17から0.08ポイント下落と
さらに倍率低下の幅は大きくなりました。
令和8年度埼玉県公立高等学校における入学志願者数
直近5年の推移は
1.15→1.17→1.16→1.17→1.09
となり、ついに1.0倍台に突入して
しまったことがわかります。
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