勉強のスタート地点は「過去問演習」
まず、過去問を軸に勉強を進めよう。
目安は週に1年分解く。
5教科を月曜から日曜の間で1教科ずつ解く
ペースだ。
1日1教科でも、週末にまとめてでも構わない。
もちろんタイマーできっちり時間を測って解く。
余裕があれば1週間で2年分以上解いてもいいが
復習がおろそかになるし
過去問一回の本気度が下がるので
基本は週に1年分。
解く順番のオススメは「最新年度→一番古いやつ→だんだん新しく」
過去問を解く順番は正直なんでも良いが
個人的にオススメするのが「最新年度」を
いきなり解く。
なぜなら、基本的に最新年度の傾向が
一番当日に近いはずなので、それを見ることで
逆算して勉強できるからだ。
例えば、近年の公立入試の国語で基本的に
漢文は出題されない。
絶対に出ないとは言い切れないが、
毎年出ていない。
それにも関わらず、1年を通して漢文を鍛え
続けるのは入試という点においては非効率だ。
過去問の役割で一番大きい点は「勉強するべき
内容を知る」ことだ。
だから、最新年度の過去問を見るのは
早い方がいい。
極論、中2は公立高校入試の翌日の新聞で
問題を見るべきだ。
そこから、ことあるごとに入試問題を振り返り、
日々の学習につなげるのがいい。
「コレ、入試に出たな」という風に。
最新年度は「解くもの」というより
「読み込むもの」として活用するのが賢い。
そして、実際に解くのは過去問に収録されている
一番古いものから、一年ずつ新しいものに
遡るのが良い。
直前期ほど傾向が近くなるので、
モチベーション管理の面でも効果的だ。
一か月前なので、既に過去問演習を始めている
生徒がほとんどだと思うので、今説明した
方法と違っても全く問題はない。
「1週間に1年分」というペースを参考にして
もらえればOKだ。
過去問は「初見で解く」のが大事
「1週間に1年分」解く過去問は初見、
つまりまだ解いたことがない問題であることが
重要だ。
初見の問題に当たることで、当日までの勘を
鈍らせず、そしてさらに研ぎ澄ますことが
出来るので得点の更なる伸びや安定が
期待できる。
二周目、三周目と復習で解くことも
復習としてはもちろん効果的であるが、
入試当日の時間配分を鍛えらえないし、
答えを覚えてしまっている場合は
学習面でも得るものが少なくなる。
もし過去問を解き切ってしまった場合は
北辰テストの過去問がオススメだ。
第8回(1月実施)なら出題範囲や時間配分も
当日と同じなので、完璧な代用品になる。
ネットで購入するか塾に借りれば
過去問のストックを一気に増やすことが出来る。
出題範囲が狭くなるが、第1回~第7回も
使えば、過去問切れに困ることはなくなる。
また、塾に通っている場合は、公立模擬なる
模擬試験が実施される場合があるので活用しよう。
その一方で、この章の冒頭で触れた
「復習として2周目・3周目を解く」
効能についても触れておこう。
「わかったつもり」や「覚えたつもり」
の部分を総復習出来るので
「初見を週に1年分」とは別で進めるのが良い。
しかし、この勉強、実は危険だ。
一度解いた問題なので、当然点数は爆上がりする。
解く時間も、半分くらいで済むかもしれない。
この状況、直前期には依存しやすい。
初見の時は60点しか取れなかったのに
2周目以降は80点以上とか取れてしまうため
「合格点を取れている」と自分に思い込ませて
しまう。特に、不安が高まっているチャレンジ
受験の生徒ほどこの沼にハマってしまう。
そうなってしまうと、この次に説明する復習に
手がつかなくなってしまうのだ。
過去問演習の効果を爆上げする復習法
仮に初見の過去問を解きまくったとしても
「出題形式への慣れ」というボーナスタイムが
終わると段々点数は伸びにくくなくなる。
入試直前期の埼玉県の中3は
北辰テストを受験してきたことでこの形式への
練度が相当高まっているため、
その時は必ずやってくる。
過去問の役割の一つとして、その上がり切った
パフォーマンスを当日まで鈍らせず、
研ぎ澄ませることがある。
しかし、それとは別に、過去問演習は
実力そのものを底上げするという
重要な機能も持っている。
もちろん、丸つけの際に解説を読んで
復習することによってだが、
ココにひたすらこだわる。
まず、ぜひ同じ過去問を2冊揃えよう。
無理なら1年古いものを1冊手に入れよう。
問題を見ながら解説を見ようとすると
行ったり来たりするので非常に効率が悪い。
コレを解消するために二刀流ではなく
二冊流で臨む。
そして、一番大事なのは、「学校のワークの説明
部分」を開いた状態で復習することだ。
理想は「学校の教科書」だが
一番やり込んだ教材なら学校のワークや
塾のテキストでも何でもいい。
とにかく、過去問で間違えた問題があれば
その内容を学校ワークの左ページの説明部分
でチェックして、その周辺の太字とその説明も
ざっと目で見て復習してみよう。
間違えた問題の分野は苦手だったり
忘れてしまっていることが多いはずだ。
ここで知識を拾いまくる。
1つ間違えたら5つの知識を拾う感覚
で行けば、5倍速で勉強出来る。
通常時に教科書を読み続けるのは頭が
働かない人も、間違えた直後は一時的に
その分野に対応する脳の部分がスポンジ状態
になっているはずなので、説明が読めるはずだ。
そしてこの方法は単にコスパがいいだけではない。
前提として、過去問に収録されている内容は
入試当日に出ない。
問題作成者は、直近の出題内容をもちろん避けて
問題を作るはずだ。
そうしないと、平均点が上がりすぎてしまうから、
難問だらけにしないとバランスがおかしくなって
しまうし、そもそも「過去問と全く同じ問題が
出た」という評判は避けたいだろう。
したがって、過去問で出た同単元の違う部分や、
直近では出題されていない箇所が狙われる可能性
が高いので、過去問演習をしながらその周辺知識
を拾うというスタイルが合理的である。
まとめ~過去問をきっかけに展開する~
初見の過去問を週に1年分進めて
入試当日でのパフォーマンスを磨きながら
復習を通して実力を底上げするというのが
基本的なムーブだ。
今回は触れなかったが、一番大事なのは
日々の勉強、つまり中学校の授業と塾での
勉強だ。
今回はそういった日常の勉強方法以外に
何をしたらいいかわからない生徒向けに
記事(と動画)を作成した。ぜひ参考にして
欲しい。
2026.1.26埼玉県高校入試系YouTuberノグジュン
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